VMwareのゲストOSをCBTを利用して増分バックアップしている場合、CBTをリセットする必要がある場合があります。

問題

CBTを有効にして、VMware ESX / ESXiの上で動作しているゲストOSのバックアップを実行し、初回バックアップが完了したのちに、データの変更はとくに行わずに、再度バックアップを実行します。バックアップ時間は初回も増分も変わりませんが、バックアップデータサイズが小さい。

例：データの 2TBをバックアップするために10時間を要し、再度、増分バックアップを実行した場合 10時間かかるが、バックアップデータサイズの増加すくなく、増加量も実際のデータ変化率に合致します。

原因

CBTは、不適切にバックアップされた VM上で変更されたディスクセクタを検出した場合、元データバックアップサイズと同等の範囲が変更された旨の値を返します。 BBSは、その範囲を読み取り、全セクターの範囲を分析する必要があります。そのため、増分バックアップに非常に長い時間を要します。

この問題を解決するには、CBTを一旦手動で無効にしてから再度有効にする必要があります。

詳細については、VMware社のナレッジベースのソリューションを参照してください。