ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)の状態を確認する方法

この記事では、バラクーダバックアップファームウェアバージョン6.0以上を指します

Microsoft Windows Server 2008、または 2008 R2、もしくはスモールビジネスサーバ 2011のバックアップの初期化中にエラーが発生した場合は、設定に誤りがあるか、ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)のドライバが無効になっている可能性があります。


Microsoftは、VSSライターの状態を確認するためのコマンドラインツールを提供しています。 このツールを利用するには、Windows Server上でコマンドプロンプトを開き、次のように入力します:vssadmin list writers


以下の例は ドライバの状態を確認するためにこのツールを使用した例です 

C:\>vssadmin list writers
vssadmin 1.1 - Volume Shadow Copy Service administrative command-line tool (C) Copyright 2001 Microsoft Corp. 
Writer name: 'System Writer'
Writer Id: {e8132975-6f93-4464-a53e-1050253ae220}
Writer Instance Id: {449e12cf-6b8f-4d75-a821-bc869d6612c4}
State: [1] Failed
Last error: No error
 
Writer name: 'SqlServerWriter'
Writer Id: {a65faa63-5ea8-4ebc-9dbd-a0c4db26912a}
Writer Instance Id: {de3b2861-77f6-43f8-8619-64dc9ea2fbcf}
State: [1] Stable
Last error: No error
 
Writer name: 'MSDEWriter'
Writer Id: {f8544ac1-0611-4fa5-b04b-f7ee00b03277}
Writer Instance Id: {9036fdfa-05ef-4f7d-9c2f-84fa2f06560a}
State: [1] Stable
Last error: No error
 
Writer name: 'WMI Writer'
Writer Id: {a6ad56c2-b509-4e6c-bb19-49d8f43532f0}
Writer Instance Id: {f9f92826-a3d4-486c-ade3-a4201deb8ad2}
State: [7] Failed
Last error: No error


コマンドの出力結果に「Stable」が含まれない場合、VSSサービスボリュームシャドウコピーサービスを再起動する必要があります。

サービスの再起動後に引き続きエラーが表示される場合、次の手順を使用して VSSドライバを登録します。


Windows 2008でVSSを再起動すると、予期しない動作を引き起こす可能性があります。 必要なすべてのライター(例:Hyper-Vや Exchangeなど)が再起動したか、データオブジェクトが検出されない、バックアップされない可能性があることを確認します。以下に記載されているVSSライターコンポーネントを再起動する代わりに、サーバーを再起動し、すべての適切なMicrosoftの更新プログラムがインストールされていることを確認することをお勧めします。 SBS 2011のVSSを再起動すると、インストール後のエラーが表示されることがあります。 マイクロソフトサポート技術ソリューションを参照してください。

この文章の状態がご利用の環境に合致している場合、以下の手順を実施してサービスを再起動します。

1: システムにログインし、「スタート」をクリックします。

2: 検索ボックスに services.msc と入力し、エンターを押します 。

3: 「サービス」ウィンドウ では 、 以下のサービス名の上で個別に右クリックし、「再起動」をクリックします;

  • COM +イベントシステム
  • ボリュームシャドウコピー

4: 「サービス」ウィンドウを 閉じます。

5: コマンドプロンプトを開き以下のコマンドを実行します。

vssadmin list writers

6: VSSライターが表示されていることを確認します。