Hyper-Vのバックアップを取得する
BBSファームウェアバージョン6.0以降が対象です
BBSを使用して、Microsoft Hyper-Vの環境を保護するためのヒントと推奨事項を記載します。
Hyper-V マネージャーの仮想コンピュータの設定で、[統合サービス] -> [バックアップ(ボリューム チェックポイント)] オプションが有効にされている必要があります。
- ホストベース(エージェントレス)保護
- ゲストレベル(エージェント)保護
- ハイブリッド(ホストとゲスト)レベルの保護
各バックアップ方法は、独自の長所と短所を提供します。 このガイドでのベストプラクティスは、あなたの仮想環境を保護するのに最もよい方法を見つけ、復旧目標を達成することを目標としています。
ホストベース(ゲストへのエージェントレス)の保護
- 各Hyper-Vホスト・マシンにバラクーダのバックアップエージェントをインストールする必要があります
- ゲスト仮想マシン(VM)はエージェントレスののイメージバックアップを提供します
- バラクーダバックアップエージェントは、重複排除とゲストVMの増分バックアップを提供します
- 迅速かつ簡単に設定でき、個々のソースとして仮想マシン毎にバックアップ設定を追加する必要はありません
- 自動的に新しいおよび削除のVMを検出します
- VHDブラウズ機能を利用してファイル/ディレクトリ毎の復旧を提供します
- 迅速な災害復旧のための保護の方法として好ましく、また、目標復旧時間に応えます
- 再構築したHyper-VホストにVM全体のリカバリを提供します
- 個々の仮想ディスクをダウンロード可能です
- バックアップから個々のファイルやディレクトリを除外することはできません
- 短期間の保存ポリシーの場合、イメージベースバックアップはストレージ利用が増大する可能性があります。
- 仮想マシン上で実行しているMicrosoftアプリケーションの保護によっては個別にエージェントをインストールしてバックアップするといった手法が必要になることがあります:
- Microsoft Exchange Server:DBのみエージェントを使用して保護する必要があります。ゲストレベルの保護と一緒にホストベースの保護を行っている場合は、エージェントのバックアップにファイルシステムとシステム状態を含める必要はありません。
- Microsoft SQL Server:バックアップの際に VMwareが提供するカスタムスクリプト機能を利用してDBサービスを停止して取得するか、停止できない場合はDBのみエージェントを使用して保護する必要があります。ゲストレベルの保護と一緒にホストベースの保護を行っている場合は、エージェントのバックアップにファイルシステムとシステム状態を含める必要はありません。
- Microsoft Active Directory:バックアップエージェントを使用して保護する必要があります。
ゲストレベル(ゲストへのエージェントインストール)の保護
- バラクーダバックアップエージェントを使用して、ゲストVMの永久増分バックアップを提供します
- 各VMを物理サーバと同様のバックアップ方法を提供します
- Microsoftアプリケーションの保護を提供します
- Microsoft Exchange Server
- Microsoft SQL Server
- Microsoft Active Directory
- 任意のファイル、ファイルタイプ、またはディレクトリを除外可能です
- 実行前およびバックアップ後のスクリプトに対応します
- よりきめ細かなリカバリ・オプションを提供します:
- バラクーダのバックアップエージェントを実行しているすべてのクライアントにファイルとディレクトリの復元
- ファイルが復元されているパスを指定
- ファイルとディレクトリのバラクーダコピーへの復元
- 個々のファイルやディレクトリをダウンロード(ローカルとクラウド)
- 完全なシステムリストア:
- ベアメタルリストア
- プリインストールされているオペレーティングシステムとターゲット・システムへのファイルシステム全体または個々のボリュームを復元します
- 重複排除機能