保存ポリシー
v6.2からの追加機能
v6.2からソース毎のスケジュールの設定が可能となりました。併せて、VMwareのゲストOSのイメージバックアップ、CIFSによる NASのバックアップのみ保存ポリシーも分けて設定が可能となりました。
BBSではフルバックアップ、差分バックアップの概念が無く、初回のフルバックアップ以降、変更されてないファイルのバックアップは行わず、変更されたファイルのみバックアップを行います。
そのため、世代管理はカレンダー形式の保存期間で定義します。
保存期間は保存ポリシーで定義し、設定した期間を過ぎたバックアップデータは、自動的に削除されます。
保存ポリシーで保存期間を定義することで、復元の必要が無くなったバックアップデータを削除してディスクの空き容量を確保します。
リビジョンタイムライン
バラクーダバックアップでは、取得するバックアップを「リビジョン」と呼んでいます。リビジョンを取得した日時元に保存管理するのが「リビジョンタイムライン」です。
リビジョンタイムラインは「すべて」「日次」「週次」「月次」「年次」の5種類の詳細説明は以下の通りです。
バックアップスケジュールでリピートを利用して、1日に複数回バックアップを実行している場合に全リビジョンを何日分保存するかを設定します。 | |
その日の最新のバックアップを何日分保存するかを設定します。 ※1日に複数回バックアップを実行している場合、その日の最終バックアップのみが保存される動作となりますので注意してください。 | |
毎週日曜日のバッ クアップを何週間分保存するか設定します。 ※週の途中で月をまたぐ場合は、その月の最終日のバックアップを週次バックアップとして取得します。 | |
毎月末のバックアップを何か月分保存するかを設定します。 | |
毎年12月31日のバックアップを何年分保存するかを設定します。 「Offsite only」にチェックを付けた場合、アプライアンスにはバックアップデータが保存されず、オフサイト(クラウド等)にのみデータが保存されます。 |
Agentバックアップのリビジョンタイムライン
Agentバックアップでは保存ポリシーに設定された保持期間にならい、「すべて」「日次」「週次」「月次」「年次」の5種類に基づき、不要となったバックアップデータを削除してディスクの空き容量を確保します。
ファイル共有バックアップのリビジョンタイムライン
ファイル共有バックアップでは保存ポリシーに設定された保持期間にならい、「すべて」「日次」「週次」「月次」「年次」の5種類の中で設定されている最も保持期間の長いタイムラインに基づき、不要となったバックアップデータを削除してディスクの空き容量を確保します。
たとえば、「すべて」「日次」「週次」「月次」「年次」でそれぞれの値を1で設定した場合には、一番長い年次が優先され、365日分の過去のバックアップデータが保持されます。
このため、ファイル共有バックアップのリビジョンについては、「すべて」もしくは「日次」で設定いただくことをおすすめします。
また、「オフサイト」のみにチェックを入れても、ファイル共有バックアップのリビジョンについては、アプライアンス本体にも保管されますので、ご注意ください。