ファイル共有(CIFS)でバックアップを取得する

BBSではファイル共有(CIFS)のバックアップが可能です。

ファイル共有(CIFS)バックアップは、Windowsサーバでエージェントバックアップできない場合やTerastationなどの簡易NASサーバのバックアップ方法をご説明します。

BBSファームウェア v5.4以降は日本語共有名もサポートしております。

  • エージェントによるバックアップとは異なり、オープンファイルはスキップされバックアップされませんのでご注意ください。
  • 簡易NASで利用されている Sambaバージョンが 3.x以上である必要があります。TeraStationの場合はこちらでご確認ください。その他のメーカーの場合は各メーカーにご確認ください。
  • ファイル共有(CIFS)バックアップで取得したファイルをリストアする場合、ファイル名の最大長(ファイル拡張子を含む)は255バイトに制限されています。255バイトを超える場合には、リストアは出来ません。
    なお、マルチバイト(日本語)ファイル名の場合ですと83文字程度で255バイトの制限に達しますので、約83文字以上のマルチバイトファイル名のファイルはリストアによる復元でエラーが発生する可能性があります。回避策としてダウンロードすることは可能です。


1: Cloud Controlにアクセスします。「バックアップ」>「ソース」を選択します。


2:「コンピュータの追加」をクリックします。


3: バックアップ対象のコンピュータ情報を入力します。各パラメータは次の通りです。



バックアップステータス
この値はデフォルトで選択されています。

項目名内容

バックアップの有効化

バックアップを有効にする場合チェックします。



コンピュータ情報

注意

コンピュータ名は「IPアドレス」もしくは、「FQDN」名(DNSで名前解決出来る場合)でのみ登録が可能です。コンピュータ名での登録はできませんのでお気を付けください。

バックアップ対象のコンピュータがDHCPによるアドレス付与になっている場合、DHCPサーバで付与するIPを固定するか、固定IPアドレスを割り当てるようにしてください。

項目名内容

コンピュータの説明

コンピュータの登録名称です。一般的には役割名、ホスト名で設定されます。日本語での入力も可能です。

コンピュータ名

IPアドレスもしくは、DNSで名前解決出来る場合は、FQDN名を指定します。

コンピュータタイプ

バックアップ対象を選択します。ファイル共有(CIFS)のバックアップの場合「Microsoft Windows」を選択します。


Barracuda Backup Agent

4: ファイル共有(CIFS)でバックアップを行う場合に設定します。

項目名内容

ファイル共有バックアップの有効化

ファイル共有(CIFS)によるバックアップを有効にする場合チェックします。


コンピュータ情報

項目名内容

コンピュータの説明

コンピュータの登録名称です。一般的には役割名、ホスト名で設定されます。日本語での入力も可能です。

コンピュータ名

IPアドレスもしくは、DNSで名前解決出来る場合は、FQDN名を指定します。



Microsoft Windows コンピュータ情報

5: バックアップ対象の共有フォルダにアクセスするためのアカウントを入力します。入力後 「認証情報をテスト」をクリックして認証テストを実施します。

 バックアップ用のアカウントを設けて各共有のアクセス権に加えていただくことをお勧めします。

項目名内容

ユーザ名

バックアップ対象の共有フォルダにアクセスするためのアカウント名

パスワード

上記アカウント名のパスワード


認証テストに成功すると、下記のメッセージが表示されます。


認証テストに失敗すると、下記のメッセージが表示されますので、アカウントの再確認をします。


設定したCIFSサーバに接続できない場合は、下記のメッセージが表示されますので、バックアップ対象のIPアドレス、FQDN名が正しいか再度確認します。


6: コンピュータを登録すると、データソースを追加する画面が表示されますので、各パラメータを入力後に右上の [保存]ボタンをクリックして保存します。

 各パラメータは次の通りです。エージェントの設定と共通の部分の説明は割愛します。



バックアップ

項目名内容

データの説明

識別名です。ファイル共有名を設定するとわかりやすいです。

データタイプ

プルダウンメニューから [File Share - CIFS]を選択します。


File Share情報

7: バックアップ対象の共有名を設定します。共有名を入力したら [共有テスト]をクリックして接続確認を実施します。

項目名内容

共有名

共有名を指定します。 [/]を先頭に付けないようにしてください。



接続テストに成功した場合、以下のように表示されます。


接続テストに失敗した場合、以下のように表示されます。


フォルダの選択

v6.2以降のモデルでは「アイテムの選択」は「スケジュール」タブに移動しました。

項目名内容

全てのフォルダを選択

共有名に含まれる全てのファイル、フォルダをバックアップします。

特定のフォルダを選択

共有名に含まれるフォルダを選択してバックアップします。


以上で、バックアップの設定は完了です。

同じサーバで、他の共有をバックアップする場合は手順7以降を繰り返します。

他のサーバで、共有バックアップをする場合はこの章の手順を繰り返します。