Microsoft SQL ServerのDBをリストアする

MSSQLのデータベースリストアはエージェント経由でのみ可能です。バックアップしたバージョンと同じバージョンの MSSQLへリストアしてください。

ベアメタルリストア後のSQLリストア

ベアメタルリストア後は MSSQLの DBは復元されておりません。本章とは異なり次の手順で復旧いただく必要がございます。

> ベアメタルリストア後の MSSQLリストア手順

リストアするインスタンスの変更

完全復旧モデルでデータベースを運用している場合、データベースのフルとトラン ザクションログによる差分バックアップを行いますが、復旧の際には単純に復旧したい日付とデータベースを選択いただければ、BBSは必要なフルとトランザ クションログを用いて指定日付の状態にデータベースを復元します。「master」データベースの復元は本手順を異なりますのでご注意ください。

SQLユーザデータベースのリストア


BBSは、Microsoft SQL Serverユーザデータベースのリストアを要求すると、以下のように、希望する日付の状態に復元するために必要なリストアをすべて実行します。

  • SQL Serverデータベースのフルバックアップを復元する
  • インクリメンタルバックアップを作成した順にリストアする

希望する日付にデータベースを復元する場合は、日付と復元するデータベースを選択するだけで、BBSは必要なデータベースリビジョンを自動的に復元します。


1: Barracudaクラウドコントロールにログインして、「リストア」>「リストアブラウザ」をクリックします。

2:「日付の変更」をクリックします。

3: 復元したい日時を選択します。

4: 復元もとデータソースから復元するデータベースを選択し、「リストア」をクリックします 。

5: リストア先とリストア方法をを指定したら、「リストアの開始」ボタンをクリックしてリストアを開始します。

リストア先では3パターンから選択が可能です。いずれもエージェントがインストールされている必要があります。

方法内容
元の場所バックアップを取得したサーバにリストアする場合に選択します。
登録済ソースバックアップソースに登録されているサーバリストをプルダウンから選択します。
他のホスト名またはIPアドレスエージェントをインストールした全く別のサーバにリストアする場合、FQDN名もしくはIPアドレスを入力します。

メソッドは3パターンから選択が可能です。

方法内容
通常のリストア指定インスタンスにデータベースを復元する場合に指定します。
Restore to an alternate location代替データベースパスへMDF およびLDF ファイルをリストアし、SQL Server Management Studioで「データベースを装着」クエリを実行することができます。
ファイルシステムへのリストアデータベースをフラットファイルでリストアします。

Database name

 データベース名を変更してリストアする場合に新しい名前を入力します。通常もとのデータベース名が自動的に入力されています。


6: 以上で完了です。リストアの状況はリストアレポートで確認いただけます。


SQL masterデータベースをリストアする


セグメンテーションエラー、入出力エラーが発生した場合にマスタデータベースがダメージを受けてSQLサーバが起動できなくなります。

masterデータベースを回復する手順は、ユーザーデータベースを回復する手順とは異なります。

masterデータべースを使用できなくなった場合は、バックアップから復元する必要がありますが、最後のバックアップ後にマスタデータベースに加えられたすべての変更は、ダンプがリロードされたときに失われます。

したがって、マスタデータベースは、変更のたびにバックアップすることを強くお勧めします。


破損したマスタデータベースを回復するには、次の手順を実行します。

1: DBをリストアするサーバで、SQL Server Configrataion Managerを使用してSQL Serverサービスを停止します。

2: SQLデータベースをシングルユーザー復元モードで開始します。

3: 「SQLユーザデータベースのリストア」と同じ方法で、masterデータベースをリストアします。

4: リストアを完了したら、通常のマルチユーザーモードでサーバーインスタンスを再起動します、(-mの削除を忘れないように気を付けてください。)

5: SQL Server Configrataion Managerを使用してSQL Serverサービスを再起動します。