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Microsoft Exchange ジャーナリング構成(プル方式)を構成する方法 - プレミアムジャーナリング

Microsoft Exchange ジャーナリング構成(プル方式)を構成する方法 - プレミアムジャーナリング

BMAはメールサーバのジャーナル用のアカウントにためられたメールを定期的に IMAPまたは POP3プロトコルを使用して直接取得してジャーナリングすることができます。

ジャーナリング構成(プル方式)は小規模向け設定となり、弊社ではジャーナリング構成(プッシュ方式)を推奨しています。

Exchangeの設定手順は情報提供の目的で作成しており、Exchangeの設定に関する不明点や設定によって発生した不具合など弊社では責任を負えませんので、その旨ご了承ください。


Step1:サービスの確認

 


Exchangeサーバ上で、IMAPやPOP3サービスが利用可能であることを確認します。


1: Exchangeサーバ上で、Exchange管理コンソールを開き、「サーバの構成」>「クライアントアクセス」にいどうして「POP3およびIMAP4」のタブをクリックします。

 

2: 例えば、「POP3」のアイコン上で、右クリックして「プロパティ」を選択します。

 「バナーの文字列」に「The Microsoft Exchange POP3 service is ready」と表示されていると準備完了であることを意味します。

 

3: サービスの既定のポートを確認するには、「バインド」タブをクリックします。

 ポート番号を変更するには、「追加」、「編集」、「削除」ボタンより行います。標準で問題なければ、「OK」をクリックして閉じます。


Step2:サービスの開始


ジャーナリングで利用するサービス「Microsoft Exchange IMAP4」もしくは「Microsoft Exchange POP3」のサービスのスタートアップを「自動」にしておいてください。

 

Step3:BMAにジャーナルアカウントを追加


Exchange Serverのサービスを設定したら、BMAにジャーナルアカウントを追加します。


1: BMAの WebUIにアクセスして、「メールソース」>「ジャーナルアカウント」に移動します。


2: 「ジャーナルアカウント」セクションで以下の設定を行います。設定入力後、「保存」をクリックして設定を反映します。

項目内容
ジャーナルアカウントの有効化「はい」を選ぶと登録された全アカウントが有効化されます。
ジャーナルテストの有効化 「はい」を選ぶと登録されている全アカウントは、このページを表示するたびに接続テストされます。
ポーリング間隔ジャーナルアカウントをポーリングする頻度を指定します。


3: 「ジャーナルアカウント設定」のセクションで、以下の設定を行います。

 設定を入力後「追加」をクリックして設定を保存します。

 項目内容
サーバアカウントが存在するメールサーバのホスト名を入力します。
プロトコルPOP3またはIMAP4を利用するか選択します。
ユーザー名ジャーナル用メールボックスに関連付けれているユーザ名もしくはIDを入力します。
パスワードユーザ名に対応するパスワードを入力します。
暗号化

メールサーバーへの接続に使用する暗号化のタイプを以下から 選択します。

  • TLS(利用可能な場合)
  • TLS
  • SSL
  • なし
 ポート 選択したプロトコルに基づいて、関連するポートを選択します。 デフォルト値は、IMAPのポート143、およびPOP3のポート110です。
 サーバにコピーを残す チェックを外すと、BMAがインポート後にジャーナルメールボックスの内容をクリーンアップします。(推奨)


Step4:ジャーナルルールの追加


1: Exchangeサーバ上で、Exchange管理コンソールを開き、「組織の構成」>「ハブトランスポート」にアクセスし、「ジャーナルルール」タブを選択して、「ジャーナルルールの新規作成」をクリックします。


2: 「ルール名」にジャーナルルールの名前、「ジャーナルレポートを電子メールアドレスに送信」に Exchangeサーバ内のジャーナル用アカウントを入力して、「ルールを有効にする」にチェックして「新規作成」をクリックします。

 スコープでジャーナリングする対象メールを設定することが出来ます。

項目内容
グローバルすべてのメッセージ
外部外部サーバからのメッセージ
内部内部メッセージ
受信者のジャーナルメッセージ

メールアカウントやグループごとにジャーナル対象を設定可能。

プレミアムジャーナリングとなるため、Exchange Enterprise クライアントアクセスライセンスが必要です。

 


以上で設定は完了です。

 

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