Windows Server 2008 / 2012のシステム状態を含むフルリストア

システム状態の復元を実施するにはリストア対象サーバをセーフブートする必要が有ります。
システム状態の復元を実施する場合は同じOSバージョンのものに実施してください。
コンピュータ名やIPアドレスも同じである必要が有ります。


フルリストア時の注意点

Hyper-VのゲストOSイメージ、MSSQLや Exchangeの DBはベアメタルリストアでは復旧されませんので、ベアメタルリストア完了後に個別にリストアを実行してください。

Step1: リストア対象の準備

1: リストア対象サーバが起動していることを確認します。

2: 管理者アカウントでログオン(リストア対象サーバがドメインコントローラである場合、サーバへの管理者アクセス権を持つドメインアカウントを使用してログイン)します。

3: コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

bcdedit /set safeboot dsrepair

4: 次のコマンドを入力して、サーバを再起動します。

shutdown -r -t 1

5: Ctrl-Alt-Deleteを押して、手順2で上記の入力したのと同じアカウントでログインし、セーフモードでサーバが再起動したことを確認します。

  セーフモードで起動すると四隅に「セーフモード」と表示されます。

6: 「スタート」をクリックし、「プログラムとファイルの検索」で services.msc と入力しエンター。

7: サービスのリストでBarracuda Backup Agentサービスが「実行中」になっていることを確認(「実行中」になっていない場合は実行させてください)します。



Step2: リストア

1: Barracuda Backupのクラウド Web GUIにログインし、「リストア」タブ内の「リストアブラウザ」をクリックします。

2: リストアするサーバを選択します。

3: 「日付までのすべてのリビジョンを表示」をクリックします。

4: 復元したいリビジョンの隣にある「リストア」をクリックします。

5: リストアウィンドウが表示されるので、「元のサーバ」を選択し「リストア開始」をクリックします。



Step3: リストア対象の再起動

1: 管理者アカウントでログオン(リストア対象サーバがドメインコントローラである場合、サーバへの管理者アクセス権を持つドメインアカウントを使用してログイン)します。

2: コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

bcdedit /deletevalue safeboot

3: Enterキーを押して、サーバを再起動するには、次のコマンドを入力します。

shutdown -t 0 –r

4: 通常の起動モードでサーバーを再起動します。


以上で、Windows Server 2008 / 2012のシステム状態のリストア手順は完了です。