ここでは、Windowsサーバに Agentをインストールしてバックアップする設定の流れをご説明いたします。
バックアップ全般について、もっと詳しく知りたい方は、バックアップの章をご参照ください。
Step 1: Agentのインストール
エージェントをダウンロードしてインストールします。
インストールの流れや諸条件につきましては、以下のリンクをご確認ください。
Step 2: バックアップ対象の登録
1: クラウドコントロールにアクセスします。「バックアップ」>「ソース」を選択します。
2: 「Add a Computer (コンピュータの追加)」をクリックします。
3: 「コンピュータ情報」にバックアップ対象の情報を入力して「保存」をクリックして設定を保存します。
項目 | 内容 |
---|---|
Computer description(コンピュータの説明) | コンピュータの登録名称です。一般的には役割名、ホスト名で設定されます。日本語での入力も可能です。 |
Computer name(コンピュータ名) | IPアドレスもしくは、DNSで名前解決出来る場合は、FQDN名を指定します。 |
Computer type(コンピュータタイプ) | Microsoft Windowsを選択します。 |
4: コンピュータを登録すると、データソースを追加する画面が表示されますので、各パラメータを設定します。
5: 「ソフトウェア接続テスト」ボタンをクリックして、エージェントと通信できることを確認します。 (aもしくは bになることを確認します。)
a: 接続テストに成功した場合
b: MSSQLのDBが単純復旧モデルの場合(赤字ですがエージェントとの通信に問題ありません)
登録に時間がかかる場合、Backup Serverとバックアップエージェントが通信できていない可能性があります。
エー ジェントはTCP 5120ポートを使用してBackup Serverとデータ通信を行います。
この時、サーバ側の Windowsファイアウォールなどでバックアップエージェントの 通信をブロックしている場合もありますのでご確認ください。
6: スケジュールの追加
a: プルダウンより「新規追加」を選択します。
b: 新規に作成するスケジュールの名前を入力して、「OK」をクリックします。(日本語名可)
c: 作成したスケジュール名が表示されることを確認します。
7: クラウドストレージへバックアップデータを複製する場合は、チェックします。
BOX to Cloud レプリケーション設定で、「」がの場合は、グレーアウトになっています。
8: 他のBBSへバックアップデータを複製する場合は、チェックします。
BOX to BOX レプリケーション設定で、「」がの場合は、グレーアウトになっています。
9: 右上の「保存」をクリックして設定を反映します。
Step 3: スケジュールの登録
作成したスケジュール設定の画面に移動するのでバックアップスケジュールを設定します。
1: バックアップするアイテムからバックアップ対象を選択します。(▼アイコンをクリックして展開することで、フォルダやファイル単位での指定も可能です。)
2: スケジュールタイムラインからバックアップを実行する曜日を選択します。
3: 日次バックアップライムラインの「Start time」でバックアップの開始時間を設定します。
「繰り返し」にチェックすると、「Start time」から「終了時間」の間を指定「間隔」でバックアップ可能です。
4: SQL/Exchangeバックアップは、MSSQLもしくは MS Exchangeサーバのバックアップに有効な項目です。
MSSQLもしくは MS Exchangeサーバがバックアップ対象でない場合は無視してください。
項目の詳細は以下をご参照ください。
5: 右上の「保存」をクリックして設定を反映します。
6: 「バックアップ」>「Schedule」の画面には「Default Backup Schedule」が設定されているので、「削除」をクリックして削除してください。
「今すぐバックアップを実行」をクリックいただきますと、設定したバックアップがスケジュールに関係なく実行されますので、全ての設定が完了したあと実行して動作を確認してください。
Step 4: 保存ポリシーの登録
取得したバックアップデータの保存期間を指定します。
1:「バックアップ」>「保存ポリシー」に移動します。
2:「Default Retention Policy」があらかじめ設定されているので、「削除」をクリックして削除してください。
3:「保存ポリシーの追加」をクリックします。
4: ポリシー名で「Policy name」に設定するポリシーの名前を入力します。
5: 保存するアイテムで「Apply to all computers and data sources for this Barracuda Backup」のチェックを外して、ポリシーを適用する対象にチェックします。
6: 保存タイムラインでバックアップしたデータの保存期間を定義します。
7: メールタイムラインは Exchangeサーバのメールボックスバックアップを実行した際に有効なパラメータなので、「なし」と設定します。
8: 右上の「保存」をクリックして設定を反映します。