Step 5-1: バックアップの設定(Windowsサーバを Agentでバックアップ)

ここでは、Windowsサーバに Agentをインストールしてバックアップする設定の流れをご説明いたします。

バックアップ全般について、もっと詳しく知りたい方は、バックアップの章をご参照ください。


注意

  • バックアップ対象にインストールしたエージェントを利用して複数のBBSでバックアップすることはできません。Agentと BBSは 1:1の関係となります。
  • Agentをインストールする際のログインユーザ名が日本語の場合は、Agentのインストールができませんので、PCなどに Agentをインストールする場合は気をつけてください。

     その場合、無効になっている administratorアカウントを有効にしてインストールしてください。

  • RDX上のデータをバックアップするにはデバイスモードを 「Fixed Disk」 に変更してください。 「Removable Disk」の場合バックアップ対象として選択することができません。

参照情報


>動画で確認

Step 1: Agentのインストール


エージェントをダウンロードしてインストールします。

インストールの流れや諸条件につきましては、以下のリンクをご確認ください。

> エージェントの準備

Step 2: バックアップ対象の登録


1: クラウドコントロールにアクセスします。「バックアップ」>「ソース」を選択します。


2: 「コンピュータの追加」をクリックします。



3: 「コンピュータ情報」にバックアップ対象の情報を入力して「保存」をクリックして設定を保存します。

注意

コンピュータ名は「IPアドレス」もしくは、「FQDN」名(DNSで名前解決出来る場合)でのみ登録が可能です。コンピュータ名での登録はできませんのでお気を付けください。

バックアップ対象のコンピュータがDHCPによるアドレス付与になっている場合、DHCPサーバで付与するIPを固定するか、固定IPアドレスを割り当てるようにしてください。


 項目内容

コンピュータの説明

コンピュータの登録名称です。一般的には役割名、ホスト名で設定されます。日本語での入力も可能です。

コンピュータ名

IPアドレスもしくは、DNSで名前解決出来る場合は、FQDN名を指定します。

コンピュータタイプ

Microsoft Windowsを選択します。

コンピュータ名で指定するIPアドレス(もしくはFQDNが解決されるIPアドレス)が10.128.0.0/9 に所属する場合、Backupシステムが使用するVPNネットワークと重複するため、接続するにはスタティックなホストルートの追加が必要です。
追加方法については、以下をご確認下さい。
https://campus.barracuda.com/product/backup/doc/79464436/working-with-static-routes/





4: コンピュータを登録すると、データソースを追加する画面が表示されますので、各パラメータを設定します。

5: 「ソフトウェア接続テスト」ボタンをクリックして、エージェントと通信できることを確認します。 (aもしくは bになることを確認します。)


a: 接続テストに成功した場合 


 

b: MSSQLのDBが単純復旧モデルの場合(赤字ですがエージェントとの通信に問題ありません) 


登録に時間がかかる場合、Backup Serverとバックアップエージェントが通信できていない可能性があります。 

エー ジェントはTCP 5120ポートを使用してBackup Serverとデータ通信を行います。

この時、サーバ側の Windowsファイアウォールなどでバックアップエージェントの 通信をブロックしている場合もありますのでご確認ください。


6: スケジュールの追加

a: プルダウンより「新規追加」を選択します。

b: 新規に作成するスケジュールの名前を入力して、「OK」をクリックします。(日本語名可)

c: 作成したスケジュール名が表示されることを確認します。

7: クラウドストレージへバックアップデータを複製する場合は、チェックします。

BOX to Cloud レプリケーション設定で、「データをすべてレプリケーション」の設定が有効になっているか、「レプリケーションオプションを購入していない」場合は、グレーアウトになっています。

8: 他のBBSへバックアップデータを複製する場合は、チェックします。

 

BOX to BOX レプリケーション設定で、「データをすべてレプリケーション」の設定が有効になっているか、「BOX to BOXの設定を有効にしていない」場合は、グレーアウトになっています。

9:  右上の「保存」をクリックして設定を反映します。

Step 3: スケジュールの登録


作成したスケジュール設定の画面に移動するのでバックアップスケジュールを設定します。


1:  バックアップするアイテムからバックアップ対象を選択します。(▼アイコンをクリックして展開することで、フォルダやファイル単位での指定も可能です。)

2:  スケジュールタイムラインからバックアップを実行する曜日を選択します。

3:  日次バックアップライムラインの「Start time」でバックアップの開始時間を設定します。

「繰り返し」にチェックすると、「Start time」から「終了時間」の間を指定「間隔」でバックアップ可能です。

4: SQL/Exchangeバックアップは、MSSQLもしくは MS Exchangeサーバのバックアップに有効な項目です。

 MSSQLもしくは MS Exchangeサーバがバックアップ対象でない場合は無視してください。

項目の詳細は以下をご参照ください。

> MSSQLのDBバックアップ

5:  右上の「保存」をクリックして設定を反映します。

6: 「バックアップ」>「Schedule」の画面には「Default Backup Schedule」が設定されているので、「削除」をクリックして削除してください。

「今すぐバックアップを実行」をクリックいただきますと、設定したバックアップがスケジュールに関係なく実行されますので、全ての設定が完了したあと実行して動作を確認してください。


Step 4: 保存ポリシーの登録


取得したバックアップデータの保存期間を指定します。


1:「バックアップ」>「保存ポリシー」に移動します。

2:「Default Retention Policy」があらかじめ設定されているので、「削除」をクリックして削除してください。

3:「保存ポリシーの追加」をクリックします。

4: ポリシー名で「Policy name」に設定するポリシーの名前を入力します。

5: 保存するアイテムで「Apply to all computers and data sources for this Barracuda Backup」のチェックを外して、ポリシーを適用する対象にチェックします。

6: 保存タイムラインでバックアップしたデータの保存期間を定義します。

7: メールタイムラインは、日本では未サポートの機能に関するパラメータのため、「なし」と設定します。

8:  右上の「保存」をクリックして設定を反映します。


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次へ:Step 6: クラウドストレージの契約状態を確認する