ここでは、バラクーダMessage Archiver(以下、BMA)はモデル450以上、ファームウェアバージョン4.0以降を対象としています。ミラーリングするBMAは、同一モデル、 同一バージョンのファームウェアである必要がありますが、物理的に同じ場所、同じネットワーク内に存在する必要はありません。
はじめに
事前に、各BMAの基本設定を完了し設定をバックアップしてください。
設定のバックアップは、「高度な設定」 > 「バックアップ」にアクセスして、「デスクトップバックアップ」内の「バックアップ」ボタンをクリックして各BMAの設定をバックアップしておきます。
ファームウェアバージョンの確認
HA構成は同一モデル、同一バージョンのファームウェアである必要があるので、ファームウェアバージョンを確認します。
「高度な設定」 > 「ファームウェア更新」にアクセスして、「使用中のファームウェア」内の「現在インストールされているバージョン」が各システムともに同じであることを確認します。
もし、古いバージョンを実行している場合は、そのシステムで次の手順を実行してバージョンアップします。
- 「高度な設定」 > 「ファームウェア更新」から、「ダウンロード可能なファームウェア」で「今すぐダウンロード」ボタンをクリックして、ファームウェアをダウンロードします。
- ダウンロードが完了したら、「今すぐ適用」をクリックします。 アップデートが完了すると、システムが再起動します。
- システムが再起動した後、予想通りにユニットが動作していることをファームウェアが正常に適用されたことを確認します。
タスクの確認
ミラーリング構成に含める各BMAで、実行中のタスクが無いことを確認します。
「高度な設定」 > 「タスク管理」にアクセスして、「実行中のタスクはありません」と表示されていることを確認します。
ミラーリング構成準備
1: 各BMAの「高度な設定」 > 「クラスタリング」ページに移動して、「MIRRORING」セクションで、以下の詳細を入力して「保存」
設定項目 | 内容 |
---|---|
共有秘密鍵 | 英数字の共有秘密のパスコードを入力します。 ミラー構成に含めるすべてのバラクーダメッセージアーカイバで同じコードを入力する必要があります。 |
ミラーリングホスト名 | この設定はオプションです。 ミラーリングホスト名には、他のBMAがこのBMAにアクセス可能なDNS名またはホスト名を入力します。ここを空にしておくと、システムのIPアドレスを利用します。 DNSで名前解決できなくても、「ローカルホストマップ」を設定することでホスト名が利用できるようになります。 |
このアーカイバのミラーリング先 | この段階では、入力しません |
ミラーリング設定の有効化
1: 通信の確認がとれたら、BMAの 「高度な設定」 > 「クラスタリング」ページに移動して、「ミラーリング」セクションで「このアーカイバのミラー先」にミラー先の IPアドレスもしくは、ホスト名を入力し、「ミラーの追加」ボタンをクリックします。
2: 設定した対象のBMAがローカルのアーカイバとミラーされます。
ミラーされるアーカイバの設定はこのアーカイバと設定が同期される旨の注意が表示されますので、 「OK」をクリックします。
「OK」を押すとミラー設定が完了するまで反応がなくなりますので、しばらくそのままお待ちください。
画面が更新されるまで待ちます。(画面更新がタイムアウトする場合がありますので、その時は再度ログインしてください。)
3: 正常にHA(ミラーリング)構成が行われると追加メンバーのステータスが表示されます。
4: この操作を各システムで繰り返します。