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Mac OS Xをバックアップする場合は、ファイル共有(SSHFS)を用いたファイルバックアップが可能です。(Time Machineのようなバックアップには対応しておりません)

ここでは、MacOS Xに必要な設定を実施するスクリプトを使用したバックアップ対象の登録方法を説明します。

情報
Mac OSXでは、rootアカウントならびに、共有のリモートログインを有効にする必要があります。
  • MacOS Xでは、rootユーザならびに、共有のリモートログインを有効にする必要があります。
  • パスワード無しユーザの場合、sudoコマンドがご利用いただけませんので、一時的にパスワードを設定してから本操作を実施願います。
  • SSHFSでバックアップを取得する場合、オープンファイルは取得されず、スキップされます。


デフォルトでは、Mac OS Xの rootアカウントは無効になっています。
BBS(バラクーダバックアップ)にバックアップするためにユーザアカウントや管理者アカウントを使用している場合、いくつかファイルがバックアップできないことを示す警告メッセージが発生することがあります。 

この問題を解決するため、弊社では Mac OS Xのバックアップに rootアカウントを使用することをお勧めします。
注意
title条件
rootユーザ有効化時の注意点
  • Barracuda Backupでは、ユーザアカウントや管理者アカウントを上回る権限でないとバックアップできないファイルがあるため、弊社では Mac OS Xの SSHFSによるバックアップに rootユーザの使用許可をお願いしております。
  • root ユーザはコンピュータ上の全ファイルやフォルダへのアクセス、編集および削除が行えます。
  • Backupで rootユーザを利用しますが、Mac の日常的な利用の際に、rootユーザをご利用いただく必要はございませんので、不用意な操作を防止するためにも、root ユーザとしてログインしないようご注意ください。
  • MacOSでは通常の管理アカウント上で「sudoコマンド + 管理アカウントのパスワード」で、rootユーザと同様の操作が可能となりますので、rootユーザの有効/無効によるリスクは大きく変わらないと考えております。

Step1: Macのrootアカウントを有効化


バックアップ対象の Macの rootアカウントを有効化します。

Mac OS Xのバージョンにより方法が異なりますので、Googleなどで検索して rootアカウントを設定してください。

例:Mac OS X 10.10.x(Yosemite)で rootアカウントを作成する手順

1: アップルメニューから「システム環境設定」をクリックします。

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2: システム環境設定から「ユーザーとグループ」をクリックします。

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3: ユーザとグループが開いたら、鍵のアイコンをクリックしてロックを解除します。その後「ログインオプション」をクリックします。

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4: ネットワークアカウントサーバで「接続」をクリックします。

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5: 「ディレクトリユーティリティを開く」をクリック

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6: ディレクトリユーティリティが開いたら、「編集」>「ルートユーザを有効にする」をクリックします。

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7: パスワードを入力して「OK」をクリックします。

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Step2:

...

設定を実施するスクリプトを入手します。

...

1: MacOS X 設定スクリプトをバックアップ対象の 設定スクリプトをバックアップ対象の Mac上にダウンロードします。(Safariからのダウンロードの場合、デフォルトでは、ダウンロードフォルダにダウンロードされます。)

...

3: 解凍したファイルをユーザフォルダにフォルダごとコピーします。

...


Step3: Macのバックアップに必要な SSHキーを準備します。

...

1: Cloud Controlにアクセスします。「バックアップ」 > 「ソース」を選択します。

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2:「コンピュータの追加」をクリックします。

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3: バックアップ対象コンピュータを追加する画面が表示されますので、コンピュータ情報に必要事項を入力します。

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項目名内容

コンピュータの説明

コンピュータの登録名称です。一般的には役割名、ホスト名で設定されます。日本語での入力も可能です。

コンピュータ名

IPアドレスもしくは、DNSで名前解決出来る場合は、FQDN名を指定します。

コンピュータタイプ

バックアップ対象を選択します。Max

OS

Xのバックアップの場合「OS

X」を選択します。

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4: SSHキーを登録します

「ユーザ名」に「root」と入力します。

「他のすべてのLinuxまたはUNIXサーバのデータをバックアップ」の青く反転している行をコピーします。

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「他のすべてのLinuxまたはUNIXサーバのデータをバックアップ」部分の青く反転している行をコピーし、先ほどユーザフォルダにコピーしたsshフォルダ内の「key.txt」ます。(先頭はssh-rsa、末尾は==です。)

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5: バックアップ対象のMacでターミナルを開き rootモードに変更します。


コマンドを入力すると rootパスワードを問われますので、入力してください。先ほどユーザフォルダにコピーしたsshフォルダ内の「key.txt」を開いて貼り付け保存します。

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Step4:スクリプトを実行する

...

1: バックアップ対象の Macでターミナルを起動します。(ターミナルはアプリケーションのユーティリティ内にあります)


2: 以下のコマンドを入力すると rootパスワードを問われますので、入力してください。 

このコマンドで、rootユーザに切り替えています。

コード ブロック
title入力コマンド
sudo -i

6: 現在のディレクトリ位置を以下のコマンドで確認して、/var/rootであることを確認します。

コード ブロック
pwd

7: 手順6で /var/rootでない場合は、以下のコマンドで /var/rootに移動します。

コード ブロック
cd /var/root

8: 先ほどの手順4でコピー&ペーストしたテキストを貼り付けます。

9: 貼り付けが完了したら以下のコマンドを実行します。


3: 次のコマンドをコピー&ペーストしてください。

このコマンドで、/User/ssh/backup.shに実行権限を付与しています。

コード ブロック
title入力コマンド
chmod 600 .ssh/authorized_keys;
chmod 700 .ssh;

10: sshd_configファイル (sshの設定ファイル)を開きます。

情報
titleお知らせ

MacOS X のバージョンにより sshd_configファイルの場所が異なりますので、Googleなどで場所を確認願います。

コード ブロック
title入力コマンド
vi /etc/ssh/sshd_config

11: sshd_configファイル内のPermitRootLogin prohibit-password行に移動します。

情報
MacOS X Sierra以前のバージョンの場合、 PermitRootLogin行に移動します。
+x /Users/ssh/backup.sh


4: 次のコマンドをコピー&ペーストしてください。

このコマンドで、/User/ssh/backup.shスクリプトを実行しています。

コード ブロック
title入力コマンド
/PermitRootLogin

12: 編集モードに切り替えます。 ターミナル下部に 「- - INSERT - -」 と表示されます。

コード ブロック
title入力コマンド
i

13: 先頭の #を削除します。

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14: sshd_configファイル内の PubkeyAuthentication行に移動します。

「ESC」キー入力後に以下のコマンドを実行してください。
コード ブロック
title入力コマンド
/PubkeyAuthentication

15: 編集モードに切り替えます。 ターミナル下部に 「- - INSERT - -」 と表示されます。

コード ブロック
title入力コマンド
i

16: 先頭の #を削除します。

Image Removed

17: SSHFS接続に必要なキーファイルの保管場所を指定します。

「ESC」キー入力後に以下のコマンドを実行してください。
コード ブロック
title入力コマンド
/Authori

18: 編集モードに切り替えます。 ターミナル下部に 「- - INSERT - -」 と表示されます。

コード ブロック
title入力コマンド
i

19: 先頭の #を削除します。

Image Removed

20: 「ESC」キーを入力して、「:wq」と入力して入力内容を保存します。

コード ブロック
title入力コマンド
:wq

21: 次のコマンドを実行してsshdを再起動します。

コード ブロック
title入力コマンド
launchctl stop com.openssh.sshd
launchctl start com.openssh.sshd

...

MacOS X Sierraの場合、次のコマンドを実行して sshdを再起動します。

コード ブロック
title入力コマンド
launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist
launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist

Step4: バックアップ対象の登録

1: SSHキーの登録が終わったら、Cloud Controlに戻ります。データソースを追加する画面が表示されています。

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...

ファイル共有(SSHFS)でバックアップを行う場合に設定します。

共有名に / を設定後、「共有テスト」ボタンをクリックしてアクセステストを行います。

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...

ファイル共有バックアップの有効化

...

Users/ssh/backup.sh


Step5: Macにリモートログイン許可を設定います

...

1: アップルメニューから「システム環境設定」をクリックします。

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2: システム環境設定から「共有」をクリックします。
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3: 「リモートログイン」にチェックします。

注意
titleアクセスを許可について

必ず、「次のユーザのみ」をデフォルト設定の「Administrators」グループとしてアクセス制限を行ってください。


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Step6: バックアップ対象の登録

...

1: Step4が完了したら、Cloud Controlに戻り、データソースを追加します。

設定項目内容
データの説明表示名ですので任意の名前を設定します
共有名/ と設定してください
スケジュール既存のスケジュールもしくは新規スケジュールを設定してください

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3: 右上の「保存」をクリックして設定を保存します。

...