Message Log(メッセージログ)

メッセージログには、Barracuda Email Security Serviceを通過する受信および送信電子メールトラフィックが表示されます。受信メールまたは送信メールの All(すべて)、Allowed(許可)、UI Delivered(UIから配信許可)、Not Allowed (不許可)、Blocked(ブロック)、Quarantined(隔離)、または Deferred(遅延)といったステータスでメッセージをフィルタリングできます。

ページは2つのペインに分かれています。

  • メッセージのさまざまな詳細を含むメッセージリスト。

  • 閲覧ウィンドウは、ページの右または下のセクションにメッセージの内容を表示します。

閲覧ウィンドウにメッセージの内容を表示するには、メッセージを1回クリックして、ペインに表示します。メッセージリストのメッセージをダブルクリックして、新しいタブにメッセージを表示することもできます。

次のセクションでは、[Overview]> [Message Log]ページのさまざまな側面について説明します。

メッセージを検索する


単純検索

単純検索を使用して、単語、検索パターン、またはフレーズに基づいて高速検索を実行します。

  1. [Message Filter]の横で、[Inbound]または [Outbound]選択します。

  2. ドロップダウンメニューから、 All(すべて)、Allowed(許可)、UI Delivered(UIから配信許可)、Not Allowed (不許可)、Blocked(ブロック)、Quarantined(隔離)、または Deferred(遅延)を選択します。

  3. 以下に説明するフォームの検索ボックスに、単語全体(部分的ではない)、検索パターン、またはフレーズを入力します。フィールド名を使用する必要はありませんが、検索を絞り込みます。したがって、たとえば、myaddress @ example.comで検索すると、メッセージの From、To、および Subjectフィールドがすべて検索されます。

    • IPアドレス
      例:ip:10.1.1.1

    • Message_id
      メッセージをクリックし、[詳細の表示]をクリックして message_idを見つけます。検索ボックスで次の形式を使用します:message_id:
      例:message_id:1374102064-320627-22657-10347-7

    • 添付ファイル名
      検索ボックスで次の形式を使用します。添付ファイル: 添付ファイルのファイル名にスペースが含まれている場合は、スペースを%20で表すか、ファイル名を一重引用符または二重引用符で囲むことができます。 例:Blue Skies.txtという名前の添付ファイルを検索するには、次のいずれかを入力します。

      • 付ファイル:Blue%20Skies.txt または

      • 添付ファイル:”BlueSkies.txt”または

      • 添付ファイル:'BlueSkies.txt'

    • スパム
      このフィルターは、Barracuda Email SecurityServiceによってスパムであると判断されたメッセージに対して機能します。スパムとして識別されたメッセージを表示するには、検索ボックスに次のように入力します:filter:spam

    • Envelope_from
      例:envelope_from:myaddress@example.comまたはmyaddress@example.com

    • Header_to
      例:header_to:myaddress@example.comまたはmyaddress@example.com
      件名
      例:subject:明日 または 明日

    • Score_lt(e)
      例:score_lt:5.2は、スコアが5.2未満のすべてのメッセージを一覧表示します 。
      例:score_lte:3.0は、スコアが3.0以下のすべてのメッセージを一覧表示します 。

    • Score_gt(e)
      例:score_gt:6.8は、スコアが6.8より大きいすべてのメッセージを一覧表示します 。
      例:score_gte:2.5は、スコアが2.5以上のすべてのメッセージを一覧表示します 。

    • Size_lt
      例:size_lt:500は、添付ファイルを含むサイズ500バイト未満のすべてのメッセージを一覧表示します 。

    • Size_gt
      例:size_gt:1000は、添付ファイルを含むサイズ1000バイトを超えるすべてのメッセージを一覧表示します 。

    • 配信ステータス
      Delivered(配信済), Deferred(延期), Not_Delivered(未配送), Spooled(スプール済)。検索ボックスで次の形式を使用します:delivery_status:<delivery status>
      例:delivery_status:deferred

  4. Domain(ドメイン)と Time Range(時間範囲)を選択し、[Search(検索)]をクリックします。すべてのフィールドは条件に基づいて検索されるため、必要以上に多くのメッセージが返される場合があります。


詳細検索

特定のメッセージをさらにフィルタリングまたは検索するには、[Advanced Search]をクリックして[Advanced Search]オプションを表示します。これらのオプションを非表示にするには、[Advanced Search]をもう一度クリックします。検索値を削除するには、[Clear]をクリックします。次の1つ以上のフィールドで検索する単語またはフレーズを選択または入力し、[Search]をクリックします。

  • From(送信元)
    送信者のメールアドレスから(これは、メールクライアントがエンドユーザーに表示するヘッダーのアドレスと一致しない場合があります)。

  • To(宛先)
    受信者のメールアドレス(複数可)。

  • Envelope From
    これは、バウンスメッセージが配信されるメールアドレスです。このフィールドはエンベロープFrom、ンベロープToや、FROM MAIL、リターンアドレスといった名称で知られています。SMTP MAIL FROMコマンドによって検出されたメールアドレスを参照しています。Envelope Fromフィールドの内容は、通常、メールユーザーには表示されません。

  • Envelope To
    実際の宛先のメールアドレス

  • Subject(件名)
    メールの件名

  • Action(アクション)
    Any(全て)、Allowed(許可)、Blocked(ブロック)、Quarantined(隔離)、Encrypted(暗号化) もしくはDeferred(遅延)に制限されます。

  • Reason(理由)
    実行されたアクションの選択理由が表示されます。

  • Delivery Status(配信ステータス)
    Any(全て)、Delivered(配送済み)、Not Delivered(未配送)、Deferred(遅延)、Rejected(却下)もしくは Spooled(スプール)と、実行されたアクションが表示されます。

  • Start Date, End Date(開始日、終了日)
    メッセージ検索結果の日付/時間範囲を制限するために使用します。例:

    • 10分間の結果を表示するには
      開始日: 2016-10-01 12:00 am    終了日: 2016-10-01-12:10 am    12:10 AMを除く12:00 AMから12:09 AMまでのメッセージを返します。

    • 7日間の範囲を表示するには
      開始日: 2016-09-24 12:00 am    終了日: 2016-10-01 12:00 am

    • 今日までの昨日のメッセージを表示するには
      開始日: 昨日の   終了日: 空白   ([終了日]フィールドは空白のままにします)

  • Attachment(添付ファイル)
    添付ファイル名

  • Results(結果)
    結果セットを最大25、50、100、150、または200メッセージに制限します。

Saved Searches(保存された検索条件)
後で使用するために検索フィルターを保存するには:

  1. 検索条件を入力し、[Search(検索)]をクリックして一致する結果を表示します。

  2. [Saved Searches(保存された検索条件)]をクリックして、[Saved Search(保存された検索条件)]ボックスをオンに切り替えます。

  3. [Save current search(現在の検索を保存)]フィールドに、保存された検索を表す名前を入力します。

  4. [Save(保存)]をクリックします。保存された検索条件が[Saved Search(保存された検索条件)]ボックスに追加されます。

保存された検索を実行するには:

  1. [Saved Searches(保存された検索条件)]をクリックして、[Saved Search(保存された検索条件)]ボックスをオンに切り替えます。

  2. [Name(名前)]リストの名前をクリックすると、保存した検索条件を実行できます。

スクロールしてメッセージを表示する


垂直スクロールバーを使用して、ページを上下に移動します。ページに表示されているよりも多くのメッセージがある場合は、検索バーの右側にある [Next 50]をクリックします。 ログでメッセージを選択すると、実行されたアクション(ブロック、隔離など)と関連する理由がメッセージビューに表示されます。[Show Details]をクリックして、受信者、送信IPアドレス、その他の詳細を含むメッセージに関するデータを表示します。複数の受信者または配布リストに送信されたメッセージの場合、個々のアドレスが詳細とともに一覧表示され、他の受信者を含んで示されます。 

メッセージビューでは、次のアクションを使用できます。

  • Source
    メッセージのソースとヘッダーを表示します。

  • Allow List
    このメールアドレスを許可リストに追加します。これは、このメールアドレスからのメッセージが常に許可されることを意味します。

  • Block
    ドメインもしくはメールを選択して、このドメインまたはメールアドレスからのメールを常にブロックします。

  • Download
    メッセージをダウンロードします。

  • Open
    メッセージを新しいタブで開きます。

  • Deliver
    メッセージを受信者に配信します。選択したメッセージの停止理由が「Advanced Threat Protection」である場合、このオプションは使用できません。

  • Load Remote Content
    メッセージに埋め込まれたリモートコンテンツ表示画像をロードします。

  • ATP Reports
    Advanced Threat Protection(ATP)によってスキャンされ、クリーンであるか感染しているかを判断します。ATPが原因でメッセージがブロックされている場合、[Deliver]フィールドは [Not Delivered]と表示されます。メッセージを配信するには、最初にそのメッセージのATPレポートを確認します。

    1. ATPによってブロックされたメッセージをクリックします。

    2. 閲覧ウィンドウで、[ATP Report]をクリックします。

      1. [Email Delivery Warning] ダイアログボックスには、添付ファイルのリストが表示されます。添付ファイルの1つ以上の感染の疑いがあります。

    3. 感染した添付ファイルごとにレポートを確認します。

    4. 配送する場合は、レビューしたうえで、免責事項を受け入れ、メール配送警告のダイアログボックス何ある[Deliver Message]をクリックしてください。

  • Show Message History : 選択したメッセージのすべてのメッセージログエントリを表示します。1つのメッセージに対する複数の配信試行を表示するのに役立ちます。

  • Report as Incorrectly Blocked
    メッセージが誤ってブロックされたと思われる場合(これには正当と思われるメッセージが含まれます)、分析のためにBarracudaCentralに送信します。
    このオプションは、メッセージが独自の構成ではなく、バラクーダポリシーによってブロックまたは隔離された場合にのみ使用できます。

  • Report as Incorrectly Delivered
    メッセージが誤って配信されたと思われる場合(これにはスパムと見なされるメッセージも含まれます)、分析のためにBarracudaCentralに送信します。
    このオプションは、メッセージが独自の構成ではなく、バラクーダポリシーによってブロックまたは隔離された場合にのみ使用できます。

表示の外観をカスタマイズする


  • 列幅のサイズ変更
    移動する列ヘッダーの端をクリックして、目的の幅にドラッグします。カーソルが移動可能な境界線上にある場合、カーソルは左右を指す二重矢印に変わります。

  • 閲覧ウィンドウ 
    メッセージログページの右側または下部にメッセージ閲覧ウィンドウを表示するか、オフにするかを選択します。 メッセージフィルターバーの[閲覧ウィンドウ]の横にある[Right(右)]、[Bottom(下)]、または[Off(非表示)]をクリックして構成します。

メッセージでアクションを実行する


メッセージリストの左側にあるチェックボックスを使用して1つ以上のメッセージを選択し、ツールバーのアクションをクリックします。メッセージログからメッセージを削除できるのはユーザーのみであることに注意してください。

  • Export
    選択したメッセージまたはすべてのメッセージをCSVファイルにエクスポートします。 すべてのメッセージをエクスポートするには、メッセージリストの上部にあるチェックボックスをクリックします。 ローカルデスクトップまたはネットワークに保存するファイル名の入力を求められます。

  • Deliver
    選択したメッセージの配信を試みます。

  • Allow List
    送信者のメールアドレスを許可リストに追加し、メッセージを配信します(常に許可されますが、ウイルスはスキャンされます)。

  • Recategorize
    分類されたメールを選択し、[Recategorize(再分類)]ボタンをクリックしてカテゴリを変更します。 たとえば、メッセージが「企業」として分類されているが、「マーケティング資料」として分類する必要があると思われる場合は、[Recategorize]のドロップダウンメニューからカテゴリを変更できます。 このアクションは、選択したカテゴリに再分類するためにメールメッセージを送信します。 [Other(その他)]を選択してカスタムカテゴリを入力すると、その特定の電子メールメッセージのカテゴリが更新されます。

Deliveryで表示されるアクションが取られた Reason(理由)について


特定のアクションの理由は、次のいずれかである可能性があります。

  • ATP Exempt
    メッセージはATPスキャンから免除されました。

  • ATP Scan Inconclusive
    ATPスキャンがタイムアウトしたか、不明な応答が発生したため、メッセージは隔離されました。

  • ATP Scan Inconclusive
    [Inbound Settings> [Anti-Spam/Antivirus]ページの[Scan Email for Viruses]設定が[Yes]に設定されていますが、メッセージが届いたときにウイルススキャンサービスが一時的に利用できませんでした。 ウイルススキャンサービスが利用可能になると、メッセージは延期され、再試行されます。

  • Account Suspended
    Barracuda Email Security Serviceのサブスクリプションが60日以上前に期限切れになった場合、アカウントは一時停止としてマークされ、電子メールでスパムがスキャンされなくなります。電子メールは引き続きウイルススキャンされます。

  • Advanced Threat Protection
    メッセージは、ATPクラウドベースのウイルススキャンサービスによってブロックされました。ATPは高度なウイルススキャンサービスであり、[ATP Settings]ページで有効にすると、指定した添付ファイルの種類に対して追加のスキャンを提供します。

  • Anti-Fraud
    Barracuda Anti-Fraud Intelligenceが、組織またはその個々のユーザーに関する機密情報を収集するために使用できる可能性のあるフィッシングと検出したため、不正防止アクションが実行されました。

  • Antivirus
    メッセージにウイルスが添付されていたため、アンチウイルスアクションが実行されました。

  • Attachment Content
    メッセージの添付ファイルのコンテンツが、[Inbound Settings]> [Content Policies]ページで指定されたメッセージコンテンツフィルタールールと一致したため、添付ファイルコンテンツアクションが実行されました。

  • Attachment Filter
    [Inbound Settings]または[Outbound Settings]> [Content Policies]ページの添付ファイルフィルター設定が原因でアクションが実行されました。

  • Barracuda Real-Time System(BRTS)
    BRTSがゼロ時間のスパムまたはウイルスを検出したため、アクションが実行されました。この高度なサービスは、そのようなメッセージを検出するための従来のヒューリスティックおよびシグニチャがまだ存在しない場合でも、スパムまたはウイルスの発生を検出します。

  • Barracuda Reputation
    バラクーダセントラルが管理するリストで、既知のスパマーのIPアドレスが含まれています。

  • Body Content
    メッセージ本文のコンテンツが、[Inbound Settings]> [Content Policies]ページで指定されたメッセージコンテンツフィルタールールと一致したため、アクションが実行されました。

  • Bulk Email
    [Inbound Settings]> [Anti-Spam/Antivirus]ページの[Bulk Email Detection]設定が[Yes]に設定されており、メッセージがバルクと見なされるため、アクションが実行されました。

  • Cloudscan Service Unavailable
    「Inbound Settings」>「Anti-Spam/Antivirus」ページの「Enable Cloudscan」設定は「Yes」に設定されていますが、メッセージが届いたときにCloudscanスパムスコアリングサービスが一時的に利用できませんでした。 メッセージは延期され、Cloudscanサービスが利用可能になると再試行されます。

  • Content Protected
    メッセージにパスワードで保護されたアーカイブ添付ファイルがあるため、アクションが実行されました。「Inbound Settings」または「Outbound Settings」>「Content Policies」ページの添付ファイルフィルターの設定を参照してください。

  • Content URL
    メッセージに「Inbound Settings」>「Anti-Phishing」ページの「Intent Domain Policies」セクションにリストされている1つ以上のURLが含まれているため、コンテンツURLアクションが実行されました。

  • DKIM
    「Inbound Settings」>「Sender Authorization」ページの「DomainKeysIdentified Mail(DKIM)」設定が「Quarantine」または「Block」に設定されており、メッセージがDKIM検証に失敗したドメインから送信されたものであったため、アクションが実行されました。

  • DMARC
    「Inbound Settings」>「Sender Authorization」ページの「Domain Based Message Authentication (DMARC)」設定が「Yes」に設定されており、メッセージがDMARC検証に失敗したドメインからのもの送信されたものであったため、アクションが実行されました。

  • Email Categorization(メールの分類)
    「Inbound Settings」>「Anti-spam/Antivirus」ページの設定に従って、送信者からの電子メールは必ずしもスパムではなく、ユーザが一度にサブスクライブして受信したくないものとして分類されます。 たとえば、ニュースレターやマーケティング情報。 メールの分類により、これらの電子メールの一部が特定のカテゴリに割り当てられ、管理者はこれらのカテゴリを許可、ブロック、または隔離することができます。 サポートされているカテゴリは、メッセージログの理由に次のように表示されます。

    • Email Categorization (corporate)
      認証された組織のユーザーがMS Exchange Serverなどから送信する、一般的な企業間通信のメール。マーケティングニュースレターは含まれません。

    • Email Categorization (transactional)
      注文確認、請求書、請求書、銀行取引明細書、配達/出荷通知、およびサービス関連の調査に関連する電子メール。

    • Email Categorization (marketing)
      企業からのプロモーションメール。

    • Email Categorization (mailing lists)
      メーリングリスト、ニュースグループ、およびGoogleやYahoo!などのサービスからのメール。

    • Email Categorization (social media)
      FacebookやLinkedInなどのソーシャルメディアサイトからの通知やその他のメール。

  • From Address(差出人アドレス)
    差出人アドレスの送信者またはコンテンツルールによりアクションが実行されました。

  • GeoIP Policies(GeoIPポリシー)
    「Inbound Settings」>「Regional Policies」ページで選択した発信元の国に基づいて、メッセージがブロックまたは隔離されました。

  • Header Content(ヘッダコンテンツ)
    メッセージヘッダーのコンテンツが、「Inbound Settings」>「Content Policies」ページで指定されたメッセージコンテンツフィルタールールと一致したため、アクションが実行されました。

  • IP Address Policies(IPアドレスポリシー)
    「Inbound Settings」>「IP Address Policies」ページに送信IPアドレスが(ブロックまたは免除として)リストされているため、アクションが実行されました。

  • Image Analysis(画像解析)
    画像解析によりこのメッセージをバルク/スパムメッセージとして識別したため、アクションが実行されました。

  • Intent Analysis(インテント解析)
    インテンション解析によりこのメッセージをバルク/スパムメッセージとして識別したため、アクションが実行されました。

  • Invalid Recipient(無効な受信者)
    「宛先」アドレスがメールサーバーに存在しません。

  • Language Policies(言語ポリシー)
    「Inbound Settings」>「Regional Policies」ページで選択した文字セットに基づいて、メッセージがブロック/隔離されました。

  • Malformed(不正な形式)
    メッセージがSMTPプロトコルに準拠していませんでした。たとえば、Sender、From、Date、またはその他の必須フィールドが空の場合があります。

  • Message Delivery Interrupted(メッセージ配信の中断)
    このエラーは、メールの送信中に送信者の接続が切断された場合、またはメールの送信が完了する前に送信者がメールエディタを閉じるか終了した場合に発生します。メッセージは、接続が再開され、メールが正常に送信されるまで延期されます。

  • Message Too Large(メッセージが大きすぎる)
    許可されている最大メッセージサイズを超えました。 (Barracuda Email Security Serviceは最大300MBが1通のメールの最大許容サイズです。)

  • No PTR Record(PTRレコードがありません)
    次の理由でアクションが実行されました。
    1:「Inbound Settings」>「Sender Authorization」ページの「The Block on No PTR Records setting」設定が「Yes」に設定されている。
    2:1) のため、Barracuda Email Security Serviceは送信ドメインのSPFレコードをDNSに照会しましたが、PTRレコードがなかった。

  • Office Protected(オフィス保護)
    メッセージには、パスワードで保護された MicrosoftOfficeの添付ファイルが含まれています。「Inbound Settings」>「Content Policies」もしくは、「Outbound Settings」>「Content Policies」ページの「Attachment Filter(添付ファイルフィルタ)」の設定を参照してください。

  • Password Protected PDF Filtering(パスワードで保護されたPDFフィルタリング)
    メッセージには、パスワードで保護されたPDFが添付されています。「Inbound Settings」>「Content Policies」および「Outbound Settings」>「Content Policies」ページの「Attachment Filter(添付ファイルフィルタ)」の設定を参照してください。

  • Pending Scan(スキャンの保留)
    ATP設定で「Scan First, Then Deliver(最初にスキャンしてから配信)を選択している場合、添付ファイルのスキャン中であるためにメッセージの配送が延期されていることを示します。送信元メールサーバ後の再送タイミングでスキャンが完了している場合、メッセージは配信されます。

  • PhishLine
    メッセージはPhishLineキャンペーンの一部として送信されました。

  • Possible Mail Loop(メールがループしている可能性)
    宛先メールサーバの IPアドレスに Barracuda Email Security Serviceの IPアドレスが含まれている可能性があります。そのため、メールがループしている可能性を指摘しています。

  • Predefined Attachment Content(事前定義された添付ファイルのコンテンツ)
    メッセージの添付ファイルに、データ漏洩パターン(米国固有)に基づく事前定義されたフィルタに一致するコンテンツが含まれていたため、アクションが実行されました。「Outbound Settings」>「Content Policies」ページを確認してください。

  • Predefined Body Content(事前定義された本文のコンテンツ)
    アクションが実行されたのは、メッセージ本文に、データ漏洩パターン(米国固有)に基づく事前定義されたフィルタに一致するコンテンツが含まれていたためです。「Outbound Settings」>「Content Policies」ページを確認してください。

  • Predefined Filter Exceptions(事前定義されたフィルタ例外)
    メッセージ本文には、事前定義されたフィルタ例外をHIPAAまたはプライバシーコンテンツフィルタに一致するコンテンツが含まれていました。「Outbound Settings」>「Content Policies」ページを確認してください。

  • Predefined From Address(事前定義された差出人アドレス)
    メッセージの差出人アドレスに、データ漏洩パターン(米国固有)に基づく事前定義されたフィルタに一致するコンテンツが含まれていたためアクションが実行されました。「Outbound Settings」>「Content Policies」ページを確認してください。

  • Predefined Header Content(事前定義されたヘッダコンテンツ)
    アクションが実行されたのは、メッセージヘッダーに、データ漏洩パターン(米国固有)に基づく事前定義されたフィルタに一致するコンテンツが含まれていたためです。「Outbound Settings」>「Content Policies」ページを確認してください。

  • Predefined Subject Content(事前定義された件名コンテンツ)
    メッセージの件名に、データ漏洩パターン(米国固有)に基づく事前定義されたフィルタに一致するコンテンツが含まれていたため、アクションが実行されました。「Outbound Settings」>「Content Policies」ページを確認してください。

  • Predefined To/CC Address(事前定義されたTo / CCアドレス)
    メッセージ「To / CC」アドレスに、データ漏洩パターン(米国固有)に基づく事前定義されたフィルターに一致するコンテンツが含まれていたため、アクションが実行されました。「Outbound Settings」>「Content Policies」ページを確認してください。

  • Rate Control(レート制御)
    送信者のIPアドレスが、30分間に許可された接続の最大数を超えました。クライアントが接続を継続しない限り、メッセージは配送を延期されます。

  • Realtime Block List(リアルタイムブロックリスト)
    送信IPアドレスがリアルタイムブロックリスト(RBL)またはDNSブロックリスト(DNSBL)にリストされていると判断したIPレピュテーション分析のためにアクションが実行されました。

  • Recipient(受信者)
    「宛先」アドレスのルールにマッチしたため、アクションが実行されました。

  • Remediated by Barracuda Forensics(BarracudaForensicsによる修正)
    Barracuda Forensics&Incident Responseは、このメールを受信者の受信トレイから削除することで修正しました。

  • Remediated by Barracuda Sentinel(BarracudaSentinelによる修正)
    Barracuda Sentinelは、このメールを受信者の受信トレイから削除するか、受信者の迷惑メールボックスに移動することで修正しました。

  • Score(スコア)
    メッセージのスコアが、「Inbound Settings」>「Anti-Spam/Antivirus」ページの「Cloudscan Scoring」に設定されたスコアを超えたため、アクションが実行されました。

  • Sender Email Address(送信メールアドレス)
    メッセージは送信者のメールアドレスでブロックされました。この送信者は、バラクーダのブロックリストに記載されています。

  • Sender Policies(送信者ポリシー)
    「Inbound Settings」>「Sender Policies」ページで設定が構成されているため、アクションが実行されました。

  • Sender Policy Framework(送信者ポリシーフレームワーク)
    SPFプロトコルを使用して、指定されたドメインの許可された送信者として送信者IPアドレスがリストされていないため、アクションが実行されました。

  • Sender Spoof Protection(送信者のなりすまし保護)
    ドメインを使用する「From」アドレスをブロックするルールが原因でアクションが実行されました。

  • Subject Content(件名のコンテンツ)
    件名が「Inbound Settings」>「Content Policies」ページで指定されたメッセージコンテンツフィルタルールと一致したため、アクションが実行されました。 注:件名が「Message Has No Content」の場合は、接続に失敗したためにSMTPトランザクションが不完全であることを示しています。ログエントリにはfrom / toデータが表示されますが、ヘッダーや本文のコンテンツはありません。このメールには、不正な形式のメッセージや無効な受信者宛てのメッセージが含まれています。

  • Suspicious(疑わしい)
    「Inbound Settings」>「Anti-Phishing」ページで構成されているように、マルチレベルのインテントチェックまたはバラクーダ不正防止インテリジェンスチェックにより、メッセージが遅延またはブロックされました。

  • System Sender Policies(システム送信者ポリシー)
    送信メールに適用されます。バラクーダネットワークスによって設定されたポリシーに従って送信者がブロックされたため、アクションが実行されました。このアクションにより、Barracuda Email SecurityServiceのIPアドレスがブロックされるのを防ぎます。ご不明な点がございましたら、メール管理者にお問い合わせください。

  • TLS Required(TLSが必要)
    メッセージが次の場合:

    • インバウンド
      「Domains」>「Settings」ページで、「SMTP over TLS」が「Yes」に設定されています。これは、受信メッセージをTLS接続経由で送信する必要があることを意味します。ただし、メールサーバがTLS接続をサポートしていない場合は、TLSが必要な理由で受信メッセージがブロックされます。

    • アウトバウンド
      「Outbound Settings」>「DLP/Encryption」ページに、受信者ドメインが一覧表示され、そのドメインへのすべての送信メッセージをTLS接続を介して送信する必要があります。 TLS接続を確立できない場合、TLSが必要なためメールは配信されずにブロックされます。

  • To/CC Address
    「宛先/ CC」アドレスの受信者またはコンテンツルールが原因でアクションが実行されました。

  • UI Delivered(UI配信)
    メッセージログでブロックまたは隔離された電子メールの場合、管理者はそれらのメッセージを手動で配信するオプションがあります。メッセージが配信されると、そのメッセージの理由コードに「UI Delivered」と表示されます。

メッセージログ列


  • アクション
    この列は、次のように色分けされています。

    • 赤:ブロック

    • 緑:許可

    • オレンジ:一部がブロック
      複数の受信者に対してブロックされたものと許可されたものが混在するメールが受信されたことを示します。

    • 黄色: 隔離
      受信メールまたは送信メールが隔離されたことを示します。「Outbound Quarantine」ページを確認して、送信時に隔離されたメッセージを参照してください。

    • 茶色:暗号化(DLP /暗号化
      Barracuda Email Security Serviceは、メール受信者に、暗号化されたメールを取得するためにBarracuda MessageCenterにアクセスするように指示する電子メール通知を送信します。

    • 青:スプール

    • 白:延期
      メッセージは、次の理由で延期される場合があります。

      • 何らかの問題が発生した

      • レート制御

      • アンチウィルスサービスが利用できません

      • 検疫しますが、すべてのユーザまたは特定のユーザ(受信者)の検疫通知間隔が「Never」に設定されているため、メッセージは延期されました。 この場合、隔離されたメッセージは、隔離通知間隔が別の設定に変更されてメッセージがユーザのメッセージログに表示されるまで延期されます。 設定は「Users」>「Quarantine Notification」ページを参照してください。

  • Attachment(添付ファイル)
    この列には、クリップのアイコンが表示され、添付ファイルがあるかどうかが示されます。

  • SMTP Over TLS
    この列は、色分けされた「Action」列の右側に表示され、メールが安全なTLSチャネルを介して送信されたかどうかを示します。鍵のアイコンは、メッセージが Barracuda Email SecurityServiceを介して送信もしくは受信のいずれかの安全なTLSチャネルを介して送信されたことを示します。

  • From(送信元)
    送信者の電子メールアドレス(これは、メールクライアントがエンドユーザに表示するヘッダのアドレスと一致しない場合があります)。 「From」列の横にある下矢印をクリックして、以下を選択します。

    • Show Name(名前を表示)
      メールヘッダーから「PrettyName」表示します。

    • Show email address(メールアドレスを表示)
      メールヘッダから「From」を表示します。

    • Show both(両方表示)
      メールヘッダから「PrettyName」と「From」を表示します。

  • To(送信先)
    受信者の電子メールアドレス。 CCとBCCの受信者は、メッセージログの「To」フィールドにある個別のログエントリに表示されます。

  • Subject(件名)
    メッセージの件名。

  • Date(日付)
    メッセージが処理された日付と時刻。

  • Size(サイズ)
    メッセージサイズ(バイト単位)。Barracuda Email Security Serviceを通過するすべてのメッセージには、300MBのサイズ制限が適用されます。これはメッセージ全体で300,000,000バイトであり、すべてのヘッダー、本文、および添付ファイルが含まれ、MIME部分が使用した可能性のあるエンコードが含まれます。
    注:「Size」列と「Message Preview」に表示される添付ファイルのサイズは、エンコードされたサイズであり、通常、実際のファイルサイズよりも大きくなります。

  • Delivery(配信)
    Any(任意)、Delivered(配送済み)、Not Delivered(未配送)、Deferred(遅延)、Rejected(拒否)or Spooled(スプール)

  • Reazon(理由)
    メールに対するアクション(ブロック、延期など)が実行された理由の簡単な説明。

  • Score(スコア)
    スパムのメッセージスコアによりアクションが実行されました。スパムスコアリングは「Inbound Settings」>「Anti-Spam/Antivirus」ページで「Enable Cloudscan」が「Yes」に設定されている場合にのみ適用されます。