バックアップしたデータの検証

BBSでは取り込んだバックアップデータが壊れていないか、欠損していないかを確認するために、バックアップおよびレプリケーションプロセスで複数のチェックを実行しています。

 データの各ブロックは、 MD5と SHA-1のチェックサムを使用して、固有のハッシュ値(デジタルフィンガープリント)が割り当てられます。

各ハッシュ値は、アプライアンス上のデータベースに格納されます。  

バックアップが実行される際に、それぞれの計算されたハッシュ値が既に処理されたブロック値と同等か比較されます。 値がユニークである場合はデータブロックは、アプライアンスに格納されています。

ハッシュ値が重複した場合、わずかなポインタ情報が BBSに送信されます。 こうすることで、ディスクに書き込まれる前に、データの整合性が検証されて重複排除されることを保証します。

矛盾または欠損ブロックがバックアップ処理中に発見された場合は、ジョブは失敗し、バックアップレポートで通知が表示されます。

別のバラクーダバックアップアプライアンスもしくはバラクーダクラウドストレージにレプリケーションを行う場合、先ほどと同様のデータ検証方法が利用されます。

各ハッシュ値は、オフサイトへ送信するキュー内に格納されます。 

ハッシュ値が送信されると、アプライアンスまたはクラウドに格納されたコンテンツと比較されます。 レプリケーション処理中にハッシュ値の不一致が発生した場合、新しいブロック部分はキューに入れられ、複製されます。