Barracuda Backup Agentは、データをバックアップ(およびリストア)するための方法の1つで、Windowsおよび Linuxに保存されたデータをバックアップするための推奨される方法です。
エージェントの他に、SMB / CIFSやSSHFSなどのネットワークファイル共有プロトコルを使用してデータをバックアップすることもできます。
Barracuda Backup Agentは、インストールされると、バックアップ対象のバックグラウンドでサービスとして動作し、TCP 5120番ポートでの接続を待機します。
Barracuda Backup Agent(Windows)を使用して、Microsoft File System、Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server、およびシステム状態をバックアップします。
Barracuda Backupエージェント(Linux)を使用して、Red Hat、Ubuntu、SUSEなどの Linuxファイルシステムをバックアップします。
Linuxエージェントは、オープンファイル、パーミッション、ソフトリンク、ハードリンクをバックアップすることができ、複数のデータストリームをサポートします。
Barracuda Backup Agentの操作
Barracuda Backup Agentで保護されたデータソースでバックアップを実行すると、Agentは次の操作を実行します。
ファーストパス:
エージェントを実行しているマシンで最初に実行されたバックアップをファーストパスバックアップと呼びます。
ファーストパスバックアップの開始時に、バラクーダバックアップデータベースにはシステムのバックアップデータが存在しないため、バラクーダバックアップエージェントデータベースも空です。つまり、すべてのファイルをBarracuda Backupアプライアンスに送信する必要があります。 重複排除は、バックアップジョブ実行中に既にアプライアンスに保存されているデータ部分または他のシステムの部分に対して実施されます。
セカンドパス:
エージェントがファイルシステムないのファイルを全チェックし、その結果をデータベースと照らし合わせることによって、最後のバックアップジョブ以降にファイルが変更されているかどうかを確認するバックアップをセカンドパスバックアップ。 通常、NTFS USN Journalを使用して変更データを判別しているのですが、何らかの原因で、NTFS USN Journalにより変更データを判別できない場合に発生します。
Linuxバックアップは常に第2パスで実行されます。
サードパス(Windowsのみ):
エージェントがNTFS USNジャーナルを参照して、最後のバックアップジョブ以降に変更されたファイルをバックアップすることをサードパスバックアップと呼びます。サードパスバックアップは、Microsoft Windowsを実行しているコンピュータでのみ可能です。
Windowsマシンの場合、ファーストパスバックアップ後のバックアップは通常サードパスバックアップが実行されます。